誰かのために、そっと傘をさし出せる人でありたい

「雪だるまさんに傘さしてあげなきゃ!」
絵本を読んでいた時、息子がふいにそう言った。

「雪だるまさんは雪でできているから、傘はいらないんだよ」
と伝えると

「えー、でも寒そうだよ…」
と少ししょんぼりした顔をこちらに向ける。

確かに、言われてみれば
雪だるまさんだって寒がっているのかもしれない。
もしかしたら、誰かに傘をさしてほしいのかもしれない。

常識にとらわれず
想像力を膨らませて、相手の気持ちを考える息子の姿が
とても眩しかった。

「じゃあ今度、雪が降ったら傘を持っていこうか。」
そう言うと、息子の顔がぱっと明るくなった。

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