ご機嫌メロン

「もう幼稚園も、お外遊びもやだっ!」
朝から珍しく、5歳の息子がご機嫌ななめ。

あの手この手を尽くすも、彼がまとう透明な“不機嫌バリア”は、いつも以上に分厚い。

そんな時に、ふとパパが「あ、メロンは?」と声をかけた。

冷蔵庫でひっそり食べ頃を迎えていた、
いただきものの高級メロン。

包丁を入れると、みずみずしく輝く果肉が顔を出す。
甘い香りに誘われて、息子がノソノソとキッチンに入ってくる。

「美味しいぞ〜。味見してみる?」
その瞬間、息子の目がきらりと光った。

さっきまでの不機嫌が嘘のように
「これ何個食べられるのー?」と、すっかり笑顔になっている。

我が家の救世主。

今日から「ご機嫌メロン」と名付けさせていただこう。

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